【ロープレ2019】唐津街道赤間宿で癒やされよう

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12月14日(土)、韓国人留学生の李 采垠(イ・チェウン)さんが企画したプログラム「唐津街道 赤間宿で癒やされよう〜留学生同士で宗像日帰り旅行〜」が実施されました。
その時の様子を報告します!

まずはスタッフ同士でスケジュール確認

この企画では会場設営や受付、写真撮影など、運営をお手伝いしてくれるボランティアスタッフを募集。3名がお手伝いに来てくれました。みなさん李さんの企画案を夏のローカルデザインアカデミーで聞いていた方々で、「実現するならぜひ!」と進んで手を挙げてくれた参加者やゲスト講師です。
参加者が到着するちょっと前に会場「古民家 たらいま」に集まり、打ち合わせをします。

こたつに入ってスタッフ打ち合わせ

まずはオリエンテーション

10:45〜、参加者がぞくぞくと集まってきました。この日の参加者は6人。福岡女子大学の韓国人留学生や、卒業してそのまま福岡で就職しているその卒業生、ワーキングホリデーとして辛麺屋さんで働いている台湾人、中にはベトナムの方もいました。

まずは李さんからこの企画の趣旨について説明。
「今年の夏に2ヶ月間、インターンで初めて宗像市を訪れました。それまで全く知らなかったけど宗像はとても魅力のある街だということがわかり、もっとたくさんの自分と同じ留学生に日帰り旅行の気分で遊びに来てもらいたいと思いました」

本日の目的は「赤間宿を自由散策してオリジナルの地図を作る」ということ。李さんが作成した簡易的な地図を手に各々赤間宿を歩いてもらい、後のワークで情報を共有します。どんな地図ができあがるのか楽しみです!

李さんから本日のスケジュールについて説明

それから参加者それぞれ簡単に自己紹介をしました。みんな片言ながら日本語でコミュニケーションをとれていてすごい!それぞれの国の言葉が飛び交うこともあり、多国籍な雰囲気がとても新鮮でした。

みんなで一言自己紹介

ここで意外だったのが、参加者全員(企画者の李さんでさえも!)こたつに入ったのが初めてだったこと!みなさんこたつの快適さに感激していて、思わぬ日本文化に触れる機会となったのでした。

こたつ、初体験!

みんなこたつの中に興味津々

散策開始

12時から15時までの3時間が自由散策タイムです。まずはお昼ごはんを食べる場所を探します。

「何があるかなぁ〜」

「これは何のチラシ?」

赤馬館のお土産やさんコーナーに立ち寄ってみたり…

「いろんなものがあるなぁ」

LiV KiTCHENにも立ち寄ってみます。

「ちょっとメニュー見てもいいですかー?」

最終的に落ち着いたのは福教大前駅を出てすぐ右手にある「かつ亭」さん。ハンバーグやステーキメニューが豊富でボリューム満点!とっても美味しかったです。

スタッフと合わせて10名ほどで来店

食べ終わった人から自由散策再開。坂を下っていくとまず目に入ったのは、いつ開くかはオーナー次第という古本屋さん。そんなに広くない店内に所狭しと本が並んでいました。ちょうど本を買いたいと思っていた筆者は早速2冊購入!

「たくさんありすぎて迷うね」

お店を出ると斜め向かいには須賀神社があります。「こんなところに神社が!」ということでスタッフと参加者で記念撮影。

「ハイチーズ」

境内でイチョウの黄色い絨毯を発見!はしゃぎます♪

黄色い絨毯がとっても綺麗

どんどん坂を下って右を振り向くと目に入ってきたのは雑貨屋、「zakka grin time」さん。少し奥まった入り口からなんだか可愛いオーラがただよってきます。

かわいらしい外観

店内はマスキングテープや数々の小物、クリスマスの飾りなどが可愛く並んでいました。乙女ゴゴロをくすぐるお店にキュンキュンします。

中には素敵な雑貨がたくさん!

また別の一行は出光佐三展示室でなにやらテレビ画面に釘付けになっています。
出光佐三の人物像とその一生をまとめたビデオを視聴していたのでした。参加者の留学生にはちょっと難しい内容でしたが、ボランティアスタッフにとっては興味深い内容。

ビデオにくいつくスタッフ

さらに坂を下って行っては「ハナウタコーヒー」さんに到着。店内はコーヒーのいい香りが充満していて、カウンター横には瓶に入ったコーヒー豆がずらり。

「たくさんありすぎて迷うね」(2回目)

店内ではポットからお湯を注いですぐに飲める「テトランコーヒー」(150円)もあり、ソファーでくつろいでコーヒを飲むこともできます。嬉しいことにコーヒーに合うちょっとしたお菓子も販売してあります。昭和の趣がある店内でしばし休憩。

絵本や昭和な漫画も置いてあります

糸掛曼荼羅(いとかけまんだら)を体験

体験プログラムをあらかじめ予約していた2人は「W.MOON」さんに移動して糸掛曼荼羅を体験しました。

先生に手法を教わります

糸掛曼荼羅は曼荼羅アートのひとつで、台に打たれたピン(釘)に規則的に糸を掛けていくことで曼荼羅模様をつくっていくことができます。集中して一定のリズムで糸を掛ける作業に没頭すると頭がスッキリして心が落ち着いたり、ストレス解消やうつ病の解消などが期待できるともいわれています。

糸の色の選び方で出来上がりの印象も変わる

おしゃべりしながら、ときに集中しながら楽しく体験することができました。W.MOONさんでは糸掛曼荼羅の他にも耳つぼ数秘術の講座も行っているそうです。気になる方は要チェックですね☆

楽しそうに作業する2人

集合してみんなで情報共有

15時。散策していたメンバーは会場の古民家 たらいまに戻ってこたつで情報共有。

李さんがあらかじめ準備しておいた手作りの地図をテーブルの上に広げて、地図に載っていない情報などを書き込んでいきます。

「ここは行った?」「どうだった?」

散策した先々でお互いを撮りあった写真も見せてくれました。

雑誌の1ページになりそうな写真

驚いたことに、みんな写真を撮るのがとても上手!ポージングもキマっていて撮影慣れしている感じ。また何を背景にするかという点でも独特の視点をもっていました。

その壁を背景にするなんて!

ある人が見たら「ただの壁」でも、彼女たちからすると「おしゃれな壁」、「色のきれいな壁」、「模様が面白い壁」というようにユニークな修飾語が添えられるのです。

最後に参加者とボランティアスタッフみんなで一人ひとり感想を発表しました。

参加者からの声

  • 初めてこたつに入ったのが嬉しかった。宗像の魅力も知れてよかったし、楽しかった
  • 遊びに行くときはいつもにぎやかな天神や博多に行っていたけど、静かな宗像で自然にも触れられて、とても癒やされた
  • 曼荼羅を初めてできて、楽しかった
  • なかなか仕事が忙しくてゆっくりした時間が取れていなかったけど、いつもと違う風景を見ることができたしストレス解消になった
  • スタッフさんの職業が海女さんというのが一番びっくりした

スタッフからの声

  • 若い女の子たちの「キレイだな」「かわいいな」と感動する視点が自分と違ったのがおもしろかった
  • 決められたコースでなく、気ままに歩く、発見するというのが気楽でのびのびした一日になった。
  • 普段会う機会のない人たちと自由に散策することで、自分一人では気づけないことにたくさん気づかせてもらった。いろんな発見があって楽しかった

さいごに

今回このような企画を初めて開催した李さんからも感想が。

「準備でバタバタしてしまったところもあるけど、みなさんが楽しんでくれたのが本当に嬉しいです。機会があれば他のところでもこういうイベントを開催したいと思っているので、そのときにはまた来てください」

企画立案に体験プログラムの打ち合わせ、地図の作成から申込者の管理まで、スタッフのサポートを受けながらも最後までやり通した李さんに、みんなから拍手が送られました。

李さん、本当にお疲れさまでした!

みんなで記念撮影!

 

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