【人まち事業】防犯活動中の応急処置を考えよう!

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11月12日(土) メイトム宗像で、市民活動団体「パトラン宗像 」による『防犯活動中の応急処置を考えよう!』が開催され、参加者とともにいつ起こるかわからない事態に備えて必要な知識を学びました。

もしも倒れている人を見つけたら?

今回は夜間の防犯パトロール、ランニング中に “もしも倒れている人を見つけたら?” と想定し、救急車が到着するまでの間、私たちができることについて順を追って分かりやすく伝えていただきました。講師はパトラン宗像のメンバーでもある、日本赤十字九州国際看護大学(講師)の福島綾子さん。

大変だ!人が倒れている!

適切な心肺蘇生法を身につけよう

  1. まずは、意識の確認をします。
  2. 意識がない➡︎まわりにいる人に、具体的に指示をします。「あなたは119番に通報してください」「あなたはAEDを持ってきてください」・・など。このとき”誰”に”何”をして欲しいのか、きちんと伝えることが重要です。
  3. 119番に電話をします。ここでは焦らず落ち着いて、消防車の要請なのか、救急車の要請なのか・・など要請理由や場所、状況をできるだけはっきり伝えます。
  4. 呼吸の確認をします。
  5. 呼吸なしと判断➡︎胸骨圧迫を開始。救急車が到着するまで平均7〜8分、絶え間なく行います。ひとりでは当然疲れてしまうため周りの応援が必要です。なにより蘇生の質が下がることを避けなければいけません。「胸骨圧迫のリズムは、♪もしもしカメよ〜カメさんよ〜♪を参考に!」と福島さん。
  6. 現場にAEDが届いたらAEDの指示に従い使用します。AED診断中も手を止めることなく胸骨圧迫は続けます。

AEDはどこにある?

日本は世界でも有数のAED保有国と言われていますが、AEDの使用率は低いそうです。その原因の一つとして、すぐに使用できる場所にAEDがないということがあげられます。

今回、夜間の時間帯にAEDを持ち出さないといけなくなったと想定して、設置しているところはどこにあるのか、みんなで地図を広げ、AEDを設置している事業所一覧を確認しました。

地図と照らし合わせながら確認していくと、夜間に施設に入って持ち出せるところが意外と少ないことがわかりました。すぐに使用できる場所になければ、いざという時に何の効果もありません。しかしながら、普段から設置場所を意識しておくというのも私たちができることのひとつ、なのかもしれません。

<参考>むなかた・ふくつAEDステーションについてこちらからご覧ください。※設置していても申請を出していなければ一覧に掲載されていない場合があります。

搬送法や固定法についても学びました。

防犯パトロールやランニング中でなくても、救命処置やケガをした時の応急処置方法など、私たちの日常生活の中でいつ起こるかわからない事態に備えるための必要な知識を得ることができました。

※この事業は令和4年度宗像市人づくりでまちづくり事業補助金を活用して実施しています。

パトラン宗像とは

「パトラン®︎」とは、防犯パトロールとランニングを掛け合わせた造語で、地域の安全を守る今までにない新しいスタイルの防犯活動です。子どもや女性、お年寄りが安心して暮らせる地域社会の実現を目指して、2013年に宗像市から始まった活動です。全国各地にも広がっています。
▶︎市民活動団体登録情報
▶︎団体ホームページ
▶︎団体Instagram

今後の活動予定

  • 以下の定例活動を行っています。赤間・自由ヶ丘・河東・東郷地区コミュニティセンターからスタートして30分ほど防犯パトロールをします。ご関心ある方はぜひ!
    ▶︎毎週火曜日 22:00〜
    ▶︎毎週金曜日 21:00〜
    ※各曜日によりパトロールコースが異なりますので団体情報をご確認ください。
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