【CIRCL-むなかた井戸端会議❿】飲食店における地産地消の取り組み

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8月28日(水)、市民活動・NPOセンター主催の「CIRCL-むなかた井戸端会議❿」をメイトム宗像で開催し、食を通じたこれからの宗像のあり方に関心のある5名の参加者が集まりました。

CIRCL-むなかた井戸端会議」とは

宗像の今やこれからについて、対話を通じ、考えを巡らせながら深め、明日への行動につなげることを目的とした現代版井戸端会議です。毎回、テーマに応じたゲスト(話題提供者)の話をもとに少人数単位の車座で意見交換を重ねていきます。

今回のテーマ:「飲食店における地産地消の取り組み」

宗像の食材を活かした自家製麺うどん「月うさぎ」をはじめ、さまざまな飲食プロデュースを手がける山田 智宏さんをお迎えし、地産地消の取り組みや地域資源の活用などについてお話しいただきました。

  • 地産地消は、その地域で生産されたものを、その地域で消費すること。地域経済の循環、活性化につながる。地域の食材を活かした取り組みが地域社会にどのように貢献できるのか、その一環としてさまざまなイベントや活動を行っている。
  • 宗像産の農産物や海産物で考案されたごはんのお供&おかずのナンバーワンを決める大会「お茶碗グランプリ」を企画・主催。生産者自身が食材を活かした料理を提供することで、宗像の食文化を発展させるとともに、6次産業化につなげることで地域経済の活性化を図ることを目指した。
  • 6次産業化の課題として、生産者自らが加工・販売まで手がけることの難しさがある。知識や技術が不足している場合が多く、これらを補うためには外部からの支援や教育が必要になる。また、地域の特産品をどのように商品化するのか、その商品をどうやって広く認知させるのかなどマーケティングも大きな課題のひとつ。
  • 一般社団法人「シーソンズ」のメンバーとして、海洋環境保全を目的としたビーチクリーン活動、地域の文化や食への理解を深める教育活動などにも力を入れている。活動を継続するためには、事業化を進めることも重要。地元の漁師や行政などと連携しながら、持続可能な形で活動を続ける方法を探っている。
  • 子どもたちに“命をいただく“ということを実感してもらうため、自ら魚を捕まえ調理して食べる体験型の食育活動も実施。食を通じて、命の大切さや日常生活における食の大切さを再認識してもらいたいと考えている。魚が苦手だった子どもがこのイベントをきっかけに「魚を食べたい」と言うようになるなど、命をいただく体験が子どもたちに与える良い影響を実感している。
  • ひとつのきっかけが何かを変えるかもしれない。自分たちの活動がそのきっかけになるなら、それがこれからも活動を続けていく理由かなと思っている。

井戸端会議スタート!

車座になっての井戸端会議では、ゲストの山田さんと参加者のみなさんで、宗像の“食”やこれからの地産地消の取り組みなどについて感じたことや想いを語り合いました。

参加者の声

  • 今までにない視点での話が聞けました。
  • 宗像について知らないことがたくさんあることがわかりました。
  • なかなか人とのつながりをつくる機会がないので、1つのテーマで集まった方とお会いできて嬉しかったです。大変勉強になりました。

モヤモヤしたまま・・です。

CIRCLを通じて持ち帰ってもらいたいものは、明確な答えではなく、“気づき”。

それぞれが感じている課題に対して解決の糸口が得られる場ではありません。そのため、モヤモヤしたまま… という人も。でも今まで知らなかったことを知る機会になり、気にならなかったことが気になるようになり、明日からの日常がほんの少し変わります。また車座となって語り合うことで、参加者同士の横のつながりや縁も大切に育てる場となっています。

ゲストの紹介

飲食プロデューサー 山田 智宏 さん
facebook
自家製麺うどん「月うさぎ」


次回の「CIRCL-むなかた井戸端会議」は、11月に開催予定です。
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