12月19日(木)、市民によるまちづくり研究会「union67(ユニオンロクナナ)」の視察会を行いました。今回の目的地は古賀市薬王寺温泉にある、古賀市インキュベーション施設「快生館」。2021年10月に元温泉旅館からワークスペースへと生まれ変わった経緯や古賀市における民間との協働についてお話を伺いました。
「union67」とは?
市民によるまちづくり研究会「union67」は地域社会への貢献に取り組む市民活動団体などの組織を対象に、情報共有・学びの機会をつくり、横のつながりを強化することを目的に結成し、宗像における市民活動をより広く発信し活発化させていく研究会です。
視察会スタート
今回お話を伺うのは、施設を運営されている株式会社SALTの相良さんと古賀市役所経営戦略課 職員の方たちです。
旅館からワークスペースへ
再生へのきっかけは、数年前のあのコロナ禍の時。薬王寺温泉にある旅館 快生館のオーナーから古賀市へ経営の存続が難しい‥と相談が入ります。古賀市にとって薬王寺温泉はとても大切な地域資源のひとつ、無くすわけにはいきません。なんとか存続できる形を検討しますが、行政が温泉旅館の立て直しを直接支援する、というのも難しい・・。そんな中、この快生館を残したいと思う人たちが集まり、民間との連携という形で、古賀市インキュベーション施設として生まれ変わります。
民間とつくるまちづくり
民間の知恵を活用し、地域の活性化を図ることで快生館存続への道が開けてきた快生館。市は民間の知恵を集めるなど、仕組みづくりを担当します。コワーキングスペースとして運営し、テレワークを中心とした新しい働き方を推進。首都圏の企業誘致を目指すことで地域を活性化させていきます。「民間とつながることで直の声を聞くことが出来て、新しい発想やアイデアも生まれるようになった。」と古賀市職員の方は言います。
新たな拠点づくり
快生館は周りの旅館施設と競合する形ではなく、支え合えるような形で運営しています。例えば、宿泊は可能ですが食事の提供はしていません。朝食、夕食などは周りの旅館を紹介するなど、薬王寺温泉という観光地の活性化にもプラスに。また地元の事業者と協力して地元の料理や文化、地域の魅力を発信するイベントを開催するなど、地域の新たなハブとなる拠点づくりを目指しています。
静かな空間でテレワーク!
快生館では、毎月第3水曜日にOPEN DAYとしてワーク利用と天然温泉入浴がセットになったお得なプランがあり、終日滞在できます。山あいの少し静かな空間でゆっくり自分のペースでお仕事することができます。その他にも社内研修の場として利用したり、イベント・講座の開催なども行っています。ぜひ足を運んでみてください。
詳細は快生館のホームページから
今後の予定
「union67」では、1月29日(水)に情報交換会の開催を予定しています。テーマは「法人化」について 〜NPO法人と一般社団法人のメリット・デメリット〜 です。「NPO法人化を勧められたけど、法人化した方がいいの?」「法人化を検討しているけど、一般社団法人と何が違うの?」など、経験者から話を聞いてみんなで悩みを解決しましょう!
▷▶︎▷ 1/29(水) 情報交換会 詳細&申込ページはこちら
お問い合わせ
一般社団法人 PENTAGON
☎︎ 0940-36-0311 📨 info@pentagon67.com
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