【まちづくりのすゝめ2025】スキル編「SNSに役立つ!ショート動画のすゝめ」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「まちづくりのすゝめ」とは?

市民活動やまちづくりを実践するときに役立つノウハウを学び、これからの活動に活かすための講座です。「ツール編」「スキル編」「デザイン編」「実践編」などのテーマで開催します。

講師の紹介

講義スタート!

ショート動画とは?

「ショート動画は、15秒から1分程度の短い時間で、印象や空気感を伝えるための動画です」と古川さん。見た人の心に残る一瞬を作ることが重要で、情報を詰め込むだけでなく「感じさせる」映像づくりが大切だと語ります。

講座では、古川さんが手がけた作品のほか、IKEAや北欧暮らしの道具店などが発信しているショート動画を視聴。短い時間の中で、商品の魅力だけでなく世界観や雰囲気まで伝える工夫を学びました。

古川さんが制作時に必ず行うのが「フレームを決める」こと。

  • 誰に:ターゲットを明確にする(年齢、ライフスタイルなど)
  • 何を:伝えたいメッセージを一つに絞る
  • どのように:映像のトーンや世界観を統一する

動画を作り始める前に、この3つを文章で書き出すことをおすすめします。言葉で整理しておくと、制作中に迷ったときに立ち返る指針にもなります」と古川さん。雑貨屋さん、パン屋さん、コーヒー屋さんなど、具体例を用いた説明で、参加者も「誰に・何を・どのように」のイメージを掴むことができました。

伝わる動画の4つのコツ

古川さんが実際の制作で意識している4つのポイントが紹介されました。

  1. カットを短くする
    1カット1〜3秒程度で切り替えることで、視聴者を飽きさせず、テンポよく見せることができます。「あえて短く見せることで、もう一度見たいと思わせる効果もあります」
  2. 迷ったら太めゴシック
    文字のフォント選びに迷ったら、太めのゴシック体がおすすめ。短時間で情報を伝えるショート動画では、視認性が何より重要です。
  3. 音ハメを意識する
    映像のカット切り替えを音楽のリズムに合わせる「音ハメ」は、記憶に残る動画づくりの秘訣。「音と映像が一体になると、気持ちよさや印象が格段に上がります。音楽選びは映像と同じくらい重要です」と古川さんは強調しました。
  4. 1本1テーマに絞る
    情報を詰め込みすぎず、1本の動画には1つのテーマだけを。「伝えたいことが多い場合は、動画を分けて複数本作る方が効果的。コンテンツが増えることで、アカウント全体の魅力も高まります」

質疑応答タイム

参加者からは、
 「地域を絞って発信したい場合、どのSNSがおすすめですか?」
 「おすすめの編集アプリは?」
 「BGMはどこから探していますか?」
など、具体的な質問が多数寄せられました。

古川さんは、ターゲット層に合わせたプラットフォーム選び(30〜40代ならInstagram、10〜20代ならTikTokなど)や、初心者にも使いやすい編集アプリ『CapCut(キャップカット)』、『DaVinci Resolve(ダビンチリゾルブ)』、著作権フリーの音楽サービス『Artlist』や『Audiostock』などを紹介。
「撮影に使うカメラは、iPhoneでも十分きれいに撮影できます。まずは気軽に始めてみてください」と参加者を後押ししました。

  • 基本的なところや制作のポイントがよく分かりました。
  • ショート動画を作るときは、フォント選びや空気感を大切に伝えていきたいです。
  • 自分一人ではどうしても視点が狭くなるので、お話を聞いて視野が少し広がった気がします。

「短い時間で印象に残る、記憶に残る動画を作ることがショート動画の醍醐味です」と古川さん。今回の講座では、「誰に・何を・どのように」を明確にする設計の考え方から、カットを短く・太めゴシック・音ハメ・1本1テーマという4つのコツまで、すぐに実践できる内容が盛りだくさんでした。

情報を詰め込みすぎず、空気感や世界観を大切にすることで、見た人の心に残る動画が作れます。「まずは60%の完成度でいいので、気軽に始めてみてください」という古川さんのメッセージとともに、ぜひショート動画づくりにチャレンジしてみませんか?

🎥 古川さんが制作した映像作品はこちらから見ることができます。


今後の予定

友だち追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加