青木純さん講演
8月23日、Local Design Academy2017(以下、LDA)の幕開けとして行なったオープンキャンパス。
講師には、全国ひっぱりだこの青木純さん(株式会社まめくらし代表)にお越しいただきました!!
「新しい仕事のつくり方」
常識に捉われず、自分の感じる違和感を掘り下げ、「うまくいかせるための道」をとことん模索する青木さんのお話からは、実践してきた人からしか出てこない、そのときの感動や目の前の人の表情や空気感が伝わってきました。
華々しい功績の裏にある苦労話、失敗談、また青木さんの本音も盛りだくさんで、笑いに包まれた講演会となりました。
当日は平日だったにも関わらず福岡県内各所から40人を超える参加者が集まり、
「90分あっという間でした!」
「自分の立場やもっているものでどのようなことができるか、考えるきっかけになりました」
など、アンケートには大満足な声が寄せられました。
「みんなのためのものって、誰のためのものでもないですよね」
これから人口現象の一途を辿る日本において、「みんなのためのもの」は今後価値を見出しにくくなってくる、と青木さんは言います。
これまで“誰でも住んでもらえるように”白い壁紙で覆われていた賃貸住宅。
そこに“自分だけのオリジナルの部屋=壁紙が選べる賃貸住宅”を提供した青木さん。
そこでは部屋に愛着が生まれ、お隣さんや別の階の住人の間で自分の部屋自慢が繰り広げられ、従来の賃貸マンション内では起こりえなかった「人とのつながり」が自然とできていきました。そこで住人の女の子がぽつんと言ったのがこの言葉。
「みんなのためのものは、誰のためのものでもない」
誰でもいい誰かに向けてではなく、目の前の人を喜ばせることだけに集中して、自分ができることをする。そして、それを続けていくこと。
青木さんはそんなことを言葉だけではなく背中で示し、教えてくれました。
ここで一つお知らせを。
青木さんが校長を務める「大家の学校」。
この中に青木さんの伝えたいことがぎゅっと詰まっています。特に大家業を営む方はぜひご覧ください。
今回は大家の仕事からまちづくりまで、幅広いお話の中から「新しい仕事のつくり方」のヒントをお話いただきました。
これから全3回開講するLocal Design Academy2017もお楽しみに!