CIRCL-むなかた井戸端会議❽

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9月27日(水)、メイトム宗像 結工房で市民活動・NPOセンター主催『CIRCL-むなかた井戸端会議❽』を開催しました。
「ゲストのお話が聞きたくて」「これからの活動のヒントをもらいたくて」など、近年注目を浴びている『ウェルビーイング(Well-being)』に関心のある6名の参加者が集まりました。

CIRCL-むなかた井戸端会議』とは

宗像の今やこれからについて、対話を通じ、考えを巡らせながら深め、明日への行動につなげることを目的とした現代版井戸端会議です。毎回、テーマに応じたゲスト(話題提供者)の話をもとに少人数単位の車座で意見交換を重ねていきます。

今回のテーマ:「Well-being 地域で自分らしく暮らす・働く」

2人のゲストスピーカーをお招きして、プライベートでの活動や仕事、家族とのつながりなど、地域でのウェルビーイングのあり方について語っていただきました。

▶︎ウェルビーイング(Well-being)とは?
ウェルビーイングは「健康・幸福」などに直訳されます。その言葉は、1946年世界保健機関(WHO)が設立したときに初めて登場しました。そこでは「健康は、病気ではないとか弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること(日本WHO協会訳)」と定義されています。家庭や仕事の充実だけでなく、地域や社会とつながるとウェルビーイングな人生を得やすいといわれています。

ゲストトーク①「三つ子の子育てと仕事と剣道と」

ゲストトーク1人目は、健康運動指導士の竹村 亮子さん。北九州市在住で4児の子育てをしながら、宗像で健康づくりのための運動指導をしています。趣味は小学校から続けている剣道。1年365日のうち330日はジャージか剣道着を着る日々を過ごしているという竹村さんにお話いただきました。

  • 地域活動にすごく関心があったわけではないし、自分から積極的に手を挙げて行動するタイプでもない。宗像に住んでいた頃に町内会の組長の順番が回ってきて、少しずつ地域や周りに住む人のことを知って・・・知ってしまったら、やっぱり人って心が動く。だから、自分ができること、自分の得意が活かせること、自分も楽しめることだったら関わるようにしている。
  • 出産前に一緒に働いていたアルバイトの学生さんが、三つ子のお世話をしてくれる友達を紹介してくれて。三つ子が2才半になるまで、次から次へとたくさんの学生さんがお手伝いに来てくれた。人と人とのつながりに本当に助けてもらった。4人の子育てをしていると、出会う人の数も増える。その出会いの中からご縁があってつながっている。
  • 自分がつながりたい時に、つながりたい人とだけつながりたいって人も多いけど、心の中にはやっぱり「誰かの役に立ちたい」「誰かと一緒に楽しいことがしたい」という気持ちがあると思う。
  • いいつながりができると、思いがけない人が仲間になってくれたり、思いがけない人から力をもらえたりすることもある。私自身がそうだった。その経験があるからこそ、私も誰かの力になれるんじゃないかなって思える。
  • ゆるくあちこちに所属しながらいろんな人とつながって、今日も仕事ができて、子どもたちもいて、地域で過ごせていることにウェルビーイングを感じている。

ゲストトーク②「人生の転機は地域活動への参加」

ゲストトーク2人目は、市民活動団体「宗像ビブリオバトル倶楽部」代表の品川 恭徳さん。以前は自宅と職場を往復する生活だったという品川さんは、宗像に引っ越してきて参加した地域活動が充実した毎日を送るきっかけになったそうです。そんな品川さんのウェルビーイングとは?

  • 「パトラン宗像」「田久有志の会」への参加、「宗像ビブリオバトル倶楽部」の立ち上げ、「ADVENTURE MUNAKATA」の実行委員会に所属してマラソン大会を企画・運営などなど・・・宗像に引っ越してきてから、地域活動に目覚めたと言っても過言ではない。
  • 実は、地域活動をやろうと思ってやっているわけじゃない。基本的に好きなことをやっているだけ、好きなこと以外はやらない。地域活動は好きなことだからこそ続くと思う。
  • “好き”というのが大原則で、そこにほんのちょっとだけ“利他”的な要素を加える。そうすると、自分が好きでやっていることが「人のためになっている」という気持ちになり、達成感や充実感が上乗せされる。そういう循環がすごく自分に合っていると思う。(例:海が好き+海岸のゴミ拾い)
  • 宗像に来たばかりの頃は、地域に家族以外の知り合いがいなかったけど、活動を始めたことでいろんな人とつながりができた。 自分が住んでいる地域の皆さんと知り合い、つながりを持てたことで、自分の子どもたちが地域に見守られていることを実感できた。
  • 今年の2月にフルマラソンを完走することができ、健康診断の結果も非常に良かった。肉体的にも精神的にも社会的にも、全てにおいて満たされた状態でいられるのは、これまで地域活動をさせてもらったおかげだと思っている。

井戸端会議 start!

ゲストトークごとに少人数の車座になって井戸端会議のスタートです。

「心が満足する瞬間とは?」「自己肯定感が高まるのはどんな時?」「豊かさとは?」など、ゲストスピーカーも交えて、参加者のみなさんと感じたことや想いを語り合いました。

参加者のみなさんの声

  • 井戸端会議に参加した後は、申込みをした時より考え方がやわらかくなりました。
  • いろんな方のさまざまな活動を知ることができて、次に参加したいイベントが増えました。
  • 今回参加して、地域の活動をいろいろ知りたいと思いました。

参加者の方がゲストトークを素敵なイラストでまとめてくださいました

モヤモヤしたまま・・です。

CIRCLを通じて持ち帰ってもらいたいものは、明確な答えではなく、“気づき”。
それぞれが感じている課題に対して解決の糸口が得られる場ではありません。そのため、モヤモヤしたまま… という人も。でも今まで知らなかったことを知る機会になり、気にならなかったことが気になるようになり、明日からの日常がほんの少し変わります。また車座となって語り合うことで、参加者同士の横のつながりや縁も大切に育てる場となっています。

今回のゲストスピーカーの紹介

  • 宗像ビブリオバトル倶楽部 代表 品川 恭徳さん
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    ▷ 宗像ビブリオバトル倶楽部 facebook

次回『CIRCL-むなかた井戸端会議』は、1月に開催予定です。
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