【union67】情報交換会

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3月26日(火)、市民によるまちづくり研究会「union67(ユニオンロクナナ)」の情報交換会を行いました。今回のテーマは「団体の補助金・助成金活用」について。「union67」ってどんなことをしているのかな?と、お試し参加も含め7名が集まりました。

「union67」とは?

市民によるまちづくり研究会「union67」は地域社会への貢献に取り組む市民活動団体などの組織を対象に、情報共有・学びの機会をつくり、横のつながりを強化することを目的に結成し、宗像における市民活動をより広く発信し活発化させていく研究会です。

助成金は活動資金のひとつ

市民活動団体を運営し、社会課題解決を目指して活動するには資金が必要です。活動を継続していくためにも必要な「資金」。会費、寄付などの活動資金のひとつに助成金があります。主に行政、企業、財団から一定の趣旨に沿った公益的な活動を支援するために提供されます。

特徴としては…

行政の補助金(助成金)は人件費が対象のものが少なく、申請〜報告書作成までの事務作業に手間がかかるものが多いため、活動との両立に大変さを感じる団体もいます。ただ、宗像市市民活動・NPOセンターのように申請をサポートする中間支援組織もあるため、相談しながら進めていくことができます。

一方で、民間の助成金は全国から応募が集まるため、活動におけるコンセプトをしっかり作り、わかりやすく伝える必要があります。最近はオンライン申請で行うものも増えてきて、プレゼンテーションがないパターンも多くみられます。

実際に活用してみてどうだった?

助成金を活用した団体さんの声

  • 初めは宗像市人づくりでまちづくり事業補助金(人まち補助金)の活用からスタート。実際に活動していくと、また違う課題が出てきて、その都度、補助金を活用して解決に向けて取り組むことができた。補助金終了後も継続できている活動もある。団体立ち上げ時に活用するには、人まち補助金は活用しやすいと思う。
  • 1年間だけ人まち補助金を活用した。どうしても一人で全てを担うことが多くきつかった。それと補助金を活用しなくても活動できるということがわかったため、2年目の継続はしなかった。
  • 企業の助成金は資金提供だけではなく、助成先団体の活動に社員がボランティアして積極的に参加するなど、一緒に取り組む仕組みができているので、自分たちの活動を知ってもらうチャンスが一気に広がるのが魅力でもある。

補助金の活用は・・

補助金はずっともらえるものではなく、団体が自立することが前提の支援です。最初から「補助金で50万円もらえるから …」と、お金ありきで計画を立てて走り出すと、後々苦労するケースも少なくありません。まずは、団体内部で現実的な活動・予算計画をつくりましょう。補助金や手元に集まった「使えるお金」から活動を考えるのではなく、「やりたい活動に必要な費用はいくらか?」から組み立てて、補助金終了後にどう自走していくのか?という観点を持ちながら継続できる形を団体内部で話していくことが大切です。

情報交換会を終えて・・

参加団体からの声

  • 今は特に資金が必要というような活動ではなかったが、活動内容も変化していき、今後必要になってくるかな?って時に、他団体から役立つ情報をもらうことができて良かった。
  • 自分の中で助成金の活用について理解がしっかりできておらず、もやもやしていたが、「助成金は最初の運転資金」という感覚で良いのだと思うことができたので参加して良かった。

今後の予定

2024年度も情報交換会や視察などを計画しています。ぜひご参加ください。

👉市民によるまちづくり研究会「union67」への入会はこちらから

👉過去の「union67」の活動はこちらから

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