
3月12日(水)、市民活動・NPOセンター主催の「CIRCL-むなかた井戸端会議⓬」をメイトム宗像で開催し、宗像の魅力やこれからの未来像などに関心のある9名の参加者が集まりました。
「CIRCL-むなかた井戸端会議」とは?
宗像の今やこれからについて、対話を通じ、考えを巡らせながら深め、明日への行動につなげることを目的とした現代版井戸端会議です。毎回、テーマに応じたゲスト(話題提供者)の話をもとに少人数単位の車座で意見交換を重ねていきます。

今回のテーマ:近隣エリアに負けない!宗像の魅力をみんなで考えよう
今回は2人のゲストをお招きして、それぞれの立場での取り組みや視点から、宗像の魅力について語っていただきました。
ゲストトーク①「宗像市が考えるまちの魅力と課題」
ゲストトーク1人目は、宗像市秘書政策課の赤田篤史さん。出身が海のない久留米市だったことから、宗像に来てからは趣味が釣りになり、楽しんでいるそうです。登壇前にむなかたのテンちゃんTシャツに着替えて、宗像での取り組みや自身の感じる宗像の魅力をお話ししていただきました。

- 宗像市は住み続けたい街として全国1位に選ばれました!が、住みたい街ランキングでは上位に入っていません。これは住んでみて初めてわかる魅力が多いことを示しています。
- 宗像市の魅力には自然の豊かさや世界遺産、食文化が挙げられ、市民ワークショップでは人とのつながりや郷土愛、子育てしやすい環境が魅力として挙げられました。一方、市民のアンケートでは、自然が豊かであることが魅力とされる一方、交通の不便さが課題とされています。
- 現代は「共感の時代」と言われており、SNSや口コミを通じて情報が広がっています。宗像市の広報政策は、共感を生む情報発信を通じて市民や企業、メディアとの良好な関係を築くことを目指しています。
ゲストトーク②「アンバサダーで感じた宗像の魅力」
ゲストトーク2人目は、むなかた魅力発信アンバサダーの平田裕貴さん。福岡県京都郡勝山町出身の平田さんは就職で大阪のほか何ヶ所か移り住んだ後、16年前に宗像市に移住。緊張しながらも、田舎でもなく都会でもない宗像の魅力を自身の目線からお話しいただきました。

- むなかた魅力発信アンバサダーは、個人のSNSアカウントを通じて地域の魅力を発信する取り組みです。行政では公平性の観点から発信しづらい特定のお店やグルメ情報を、個人が自由に紹介することができます。
- あるアンバサダーが紅葉の時期に河東天満宮の美しさを発信したことがきっかけで、Instagramで話題のスポットになり、多くの人が訪れるムーブメントが起こったこともありました。
- 宗像市はむなかた魅力発信アンバサダーのほか、地域の風景や生活を写真で切り取り、市のホームページで紹介する「むなかたフォトコンテスト」や、行政だけでなく市民や事業者が自由に情報を投稿できる地域情報サイト「むなかたNOW」などの取組みを行なっています。
- 宗像の人は外から入ってきた人に対して温かい空気があります。もともと住んでいる人は、まちの魅力に気づいていない人も多いのでは。視点を変えるだけで小さな魅力はたくさんあります!そんな魅力を掘り下げていけたらと思っています。
井戸端会議スタート!
井戸端会議では、参加者のみなさんでゲストのお二人を囲んで「近隣エリアや出身地域と比較した宗像の魅力と課題」と「糸島や福岡に負けない!宗像の魅力の高め方」について感じたことや想いを語り合いました。



- 行政は発信が弱い。全てが単発なので横につながりを持って発信できれば良いのでは
- みんな宗像愛が強く、「宗像は良いところ」と意見が一致。長く住めば魅力がわかるので、発信する導線があれば
- 観光については宗像大社が起点であり、ゴール。綺麗な景色を見るための大変さは伝わりづらいので、体験も含めて発信していくと良いのでは
- コロナを挟んで地域同士のつながりが薄くなってしまった。唐津街道の駄菓子屋・桝屋さんを綺麗にしていろんな体験ができるようにできたらいいな
- 県が所有する鐘崎漁民アパートはロケーションが最高!市に働きかけてもらって人が集える場所にできないか
ゲストのお話や参加者から出た声を、進行と並行してグラレコ(グラフィックレコード)にまとめていただきました。井戸端会議の全体の様子が一目で具体的に把握できる素敵な仕上がりになっています。手がけていただいた原田さん、いつもありがとうございます!


参加者の声
- さまざまな活動、宗像のために動いている⼈々など、知りたかったことが知れました
- ゲストお⼆⼈の話から⾒える今後の宗像市の課題を知ることができました
- 宗像を愛する若⼿に出会え、希望を感じました。いろいろな⽅々の話も聞けたので満足です
モヤモヤしたまま・・です。
CIRCLを通じて持ち帰ってもらいたいものは、明確な答えではなく、“気づき”。
それぞれが感じている課題に対して解決の糸口が得られる場ではありません。そのため、モヤモヤしたまま… という人も。でも今まで知らなかったことを知る機会になり、気にならなかったことが気になるようになり、明日からの日常がほんの少し変わります。また車座となって語り合うことで、参加者同士の横のつながりや縁も大切に育てる場となっています。
ゲストの紹介
宗像市秘書政策課 赤田篤史さん
むなかた魅力発信アンバサダー 平田裕貴さん
▷ Instagram
次回の「CIRCL-むなかた井戸端会議」は、7月に開催予定です。
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