ロープレ企画No.8「障がい体験で、地域づくりを考えよう」が11月19日に開催されました。
本企画は理学療法士として介護老人施設よつづかで働く齋藤陽さんが主催で、昨年に引き続き2年目の開催です。
今年度はバージョンアップして、障がいを実際に体験することもプログラムに組み込まれています。
参加はよつづかのスタッフを含めておよそ10人。
介護などに関わっている人も参加されていました。
まずは講師の齋藤さんから、社会から見た障がいについての講習がありました。
「障がいって一体なんでしょう?」
参加者それぞれがこの問いについて考えを深めます。
導入を終えたあとは、実際に障がいを体験します。
今回は視力障がいの体験で、白内障などで目がほぼ見えない状況で階段を降りたり、トイレを使用したりと、スタッフの方の付き添いを受けながら体験。
想像以上の視野の狭さと見えにくさに10メートルの距離を歩くのもやっとの状況です。
視界が悪い状態での食事も体験しました。
今回は会場が介護老人施設なので、実際に患者さんがとるゼリー状のお茶などもいただきました。
不自由を体験することで、改めて健康の有り難さを感じとることができます。
障がい体験のあとは認知症と介護の現状についてグループワークです。
数年前に起きた「認知症患者がJRの踏切で亡くなった事件」と「京都で起きた地裁が泣いたと言われる介護殺人」をテーマにワークショップを行いました。
認知症や介護は誰もがいずれ関わる可能性が高いことであり避けては通れない道でもあります。無知であるよりも、来る将来に備えて情報を持ち得ることはリスクを減らすことにつながるということを今回のプログラムから学ぶことができました。
「ロープレむなかた2017」もいよいよ大詰め!
残り3つのプログラムもぜひお楽しみください。