【まちづくりのすゝめ2022】動画づくりのすゝめ

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8月24日(水)、市民活動・NPOセンター主催の「まちづくりのすゝめ2022」第1弾!『動画づくりのすゝめ』をメイトム 宗像で開催し、幅広い年齢層の16名が参加しました。

まちづくりのすゝめとは?

市民活動やまちづくりを実践するときに役立つノウハウを学び、これからの活動に活かすための講座。2022年度は「スキル編」「デザイン編」「ツール編」「実践編」のテーマに沿って全4回開催予定です。

講師の紹介

今回の講師は映像制作を手掛けるビデオグラファー、 Simon Studio(サイモンスタジオ)の 髙倉コウタロウさん(大分市出身、福津市在住)。子どもたち向けに体操のお兄さんをしていた経歴をもつ髙倉さんですが、その傍ら、カメラを持つことに強い憧れを抱き、そのうち”動画を撮りたい”と一発発起して動画クリエイターへの道を歩みはじめた、と言います。
そんな髙倉さんから基本的な動画編集の方法や撮影方法などを実演を交えながらレクチャーしていただきました。

講義start!

「動画をつくったことがある人!」

髙倉さんの元気な第一声で会場の雰囲気が一気にほぐれます。参加者16人のうち、3分の1ほどが動画づくりを経験。どんな風に動画をつくるのか、髙倉さんがつくられた動画を流しながら講義のスタートです。

動画の需要

今、SNSなどの普及により動画を視聴する人が増え、需要がすごく高い。ということは、動画をつくる人も増えたということ。さまざまなツールを活用して動画をアップロード、発信し、共有しやすくなった。好きな時間に好きなものを見れるというメリットもあり、視聴時間はこの5年間で約4倍にも!昔に比べると制作にコストがかからなくなったのも増えた理由の一つ。とは言っても、依頼するとコストはかかってしまう。『それならば!自分でやってみよう!スマホがあれば出来るし、初めは難しさを感じると思うけど何度もやることで慣れてきます!』と髙倉さん。

動画は料理🍳

🎥構成

料理で例えると”レシピ”。
「動画づくりの際、全体の5割にあたるくらい大事な工程が構成です。」と髙倉さん。ターゲットや見てもらいたい人は誰か?何を伝えたいのか?三幕構成(序論/本論/結論)はどう組み立てる?時間をかけて構成していきます。
三幕構成には次のようなパターンがあります。
・問題提起型 ▶︎ 例:通販CM
・紹介解説型 ▶︎ 例:桃太郎のような物語
・結論予告型 ▶︎ 例:ニュース

どのパターンも共通して大事なのは、最初の3〜5秒で人を惹きつけること。面白くないと思うとスキップして見てもらえません。

今回は実際に「なんでもリモコン “Nリモ”」を題材(架空のリモコンのお話です)にして、どんな電化製品でも使えるリモコンを買ってもらう、製品に共感してもらう通販CMのような動画を参加者と一緒に即席で作りあげていきます。ターゲットは40-50代の家族向け、動画時間は1分以内におさめます。

まずはみんなで構成を考えます。この時点では考えすぎず、どんどん意見を出していくのがポイントです。参加者から思いついた意見が飛び交い、三幕構成を意識して撮影シーンをまとめます。

🎥撮影

料理で例えると”買い物”。
実際に、髙倉さんがカメラを手に各シーンを撮っていきます。実演するのは参加者です。
ここで大事なポイント!
・余計なものが入りすぎないこと
・対象物は画角いっぱいいっぱいに
・テロップなどを下に入れたい時は少しの余白をつくる
・商品などは本来の色に映る太陽光が差す窓際で撮影する
・インタビューなどのシチュエーションはカメラ目線ではなく、画角の3分の2は余白をつくる
などなど。
機材は無理せずに、スマホでも十分!

🎥編集

料理で例えると”料理”
まずは編集するためのソフトやアプリを事前にインストールしておく必要があります。撮った素材動画を並べてカットしたり、テロップ、BGM、効果音などを入れて編集していきます。
髙倉さんのオススメする編集アプリはこちら🔽

動画アプリ使い方(参考)
Inshot(インショット)https://douga-tec.com/?p=30683
CapCut(キャップカット)https://sumahosupportline.com/how-to-use-capcut/

🎥書き出し

料理で例えると”完成”
編集した動画のデータを視聴媒体や配信サービスに合わせて書き出しを行います。書き出しとは、あるソフトウェアで作成・編集したデータを他のソフトが読み込める形式に変換したり、そのような形式でファイルに保存することを言います。
書き出したデータをSNSなどで発信してみましょう!

まとめ

動画づくりで大事なのは、
・共感してもらうこと
・楽しんで撮ること
・続けること
・つくること
「こういう風につくらないといけない、と難しく考えずにハードルを下げて、まずはやってみる!つくったらぜひ発信してみてほしい。そんなに人は気にしてない(笑)」と最後に髙倉さんが伝えてくれました。
まずは気軽に動画を撮ることからはじめてみませんか?

Q&A

Q. 動画をどういう時に使うのが効果的ですか?
▶︎ A. 知らない人に知ってもらうために動画は効果的。知ることがなかったことが知れる良いツールのため、入り口は動画が適している。

Q. 地域の魅力など伝えたい。
▶︎ A. 誰に向けて発信したいのか、何を伝えたいのか、伝えることでどうなりたいのか、まずは構成をじっくり考えることからトライしてみては。

参加者からの声

🌱ライブで制作過程が見れて面白かった、楽しかった
🌱構成が一番大事であると認識でき、技術的なことの情報が得られた
🌱すぐにやってみようと思える学びが得られた
🌱知らないことを知ることができた

✍️参加者:原田唯さん作成のグラレコ✍️

💡次回、まちづくりのすゝめ第2弾!デザイン編『バナーデザインのすゝめ』は、
9月28日(水)に開催予定!

過去の『まちづくりのすゝめ』の内容が気になった方はこちらのレポートもご覧ください。
↓↓↓
https://pentagon67.com/susume


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