12月13日(水)、市民活動・NPOセンター主催の「まちづくりのすゝめ2023」第3弾! ツール編『LINE公式アカウントのすゝめ』をメイトム宗像で開催し、市内外から13名が参加しました。
「まちづくりのすゝめ」とは?
市民活動やまちづくりを実践するときに役立つノウハウを学び、これからの活動に活かすための講座です。2023年度は「デザイン編」「スキル編」「ツール編」「実践編」のテーマに沿って全4回開催予定です。
講師の紹介
講師を務めるのは昨年に引き続き、コモン・クリエーション株式会社代表の留置正浩さん。北九州市出身で、現在は福岡市にお住まいです。昨年は苗字が「岩田」でしたが、ご結婚を機に変わっています。LINE Fukuokaのスマートシティ戦略室と共同で自治体DXを推進したり、LINEを活用した新型コロナウイルス予防接種の運用に携わったりしています。そんな業界のプロから、今回もLINEの公式アカウントの入り口から活用方法についてお話しいただきました。
*LINEの基本機能や利用者の属性などは昨年の開催レポートをご覧ください➡︎こちら
LINE公式アカウントとは
「日本人の約7割が利用しているLINEの公式アカウントを活用することで、友だち登録してくれたユーザーと深い繋がりを持つことができます」と留置さん。一対一でチャットのやりとりをする個人アカウントと違い、公式アカウントは一つのメッセージを大勢に一斉配信することができます。公式アカウントをうまく活用する飲食店も増え、友だち登録することでクーポンや特典をもらったことがある人も多いのではないでしょうか。
公式アカウントには3種類あります。よく閲覧している公式アカウントがどの種類なのかは、トーク画面の上、アカウント名の横を見ると確認できますよ。
公式アカウントを作ってみよう
LINE BusinessのID登録とアカウント開設
公式アカウントの開設について、下記URLのページに丁寧に手順が説明してあるので、まずはこの通りアカウントを作成してみましょう。
公式アカウントは「Web版管理画面」と「LINE公式アカウントアプリ」の2種類から開設・管理ができます。メッセージの作成やプロフィール編集など基本的な機能はどちらからも行えますが、アプリの方は機能が一部簡易化されているところも。公式アカウントを使いこなしたい方は「Web版管理画面」からの操作がおすすめですが、まずは使いやすい方で初めてみてはいかがでしょうか。
登録には「LINEアカウントで登録」と「メールアドレスで登録」の2つの方法があります。①「LINEアカウントで登録」すると個人アカウントと紐づけられてしまうので、団体や組織など、複数人で公式アカウントの管理運営を行っていく場合は団体専用の「メールアドレスで登録」の方がよいかもしれません。念のため、メールアドレスとパスワードは忘れずに控えておきましょう。
手順通りに進めばLINE Business IDの登録が完了します。続いて「サービスに移動」をクリックし、「LINE公式アカウントの開設」を進めましょう。
オススメ機能
公式アカウントには個人アカウントにない機能がたくさんあります。中でも利用頻度の高いものを簡単に紹介してもらいました。
あいさつメッセージ
ユーザーが友だち追加した際に自動でメッセージを送ることができます。ここでアカウントの紹介や登録のメリットなどをユーザーに伝えましょう。
留置さんが作った「メイトム宗像テスト」の公式アカウントを使ってその場で参加者に配信してくれました。
管理画面では「ホーム」→「トークルーム管理」→「あいさつメッセージ」で編集できます。
メッセージ配信
公式アカウントで友だちになっているユーザーのアカウントに、テキストだけでなく、画像・音声・動画・スタンプなど、1回の配信で同時に3吹き出しまでのメッセージを送ることができます。
・テキスト「テスト配信です。届きましたか?」
・スタンプ
・スタンプ
の3吹き出しを同時に配信しています。
配信日時の設定ができるので、ユーザーが閲覧しやすい時間帯を狙ってメッセージを届けることができるのも嬉しいですね。
管理画面では「ホーム」→「メッセージ配信」→「メッセージを作成」で編集できます。
リッチメニュー
個人アカウントにはなくて公式アカウントにあるもの、それが「リッチメニュー」です。トーク画面下部に固定で表示されるタイル状のメニューで、ホームページやInstagramなどの特定のリンクに飛ばしたり、テキストを設定するなど、ユーザーに必要な情報を設置することができます。
個人アカウントと差別化を図るためにも、ぜひここは設定してみてください。
管理画面では「ホーム」→「トークルーム管理」→「リッチメニュー」→「作成」で編集できます。
リッチメニューにはテンプレートがあり、リッチメニューで使える無料の画像もダウンロードすることができるので、オススメです。
▶️リッチメニューで使える無料のテンプレート
「基本設定の『タイトル』は表に出てこないので適当に決めていいですよ。『表示期間』については、しょっちゅう変更するものでもないので、先の方まで設定していて大丈夫です」と先生。表示期間が短いと、いつの間にかメニューが表示されなくなっているということになりかねないので、ここは長く設定していてよさそうです。
プロフィール
公式アカウントのプロフィールは掲載する情報を充実させることで簡易的なホームページの役割を担ってくれます。理想に近い公式アカウントを参考にしながら、作り込んでみましょう。
公式LINEアカウントには他にもチャットボット機能や応答メッセージ、カードタイプメッセージなどさまざまな機能があります。それぞれのページのタイトル横の「活用のヒント」という表示から詳しい説明に飛ぶことができるので、機能を使いこなしたい方はぜひ活用してみてください。
さいごに
留置さんは、「LINEはコミュニケーションツールにとどまらず、情報発信やカレンダーさまざまな用途で活用することができます。みなさんの取り組みが広く伝わっていくよう、LINEを活用してみるのはいかがでしょうか」と締めくくりました。
参加者の声
- 専門性の高い講師のお話を聴く機会をありがとうございました
- LINE公式アカウントの仕組みがよくわかりました
- 家で落ち着いて見ることができるよう情報を発信してもらっていることがわかりました
- メンバーで運用できるか知りたかったので、勉強になりました
などの声をいただきました。
次回ラストとなる第4弾『まちづくりのすゝめ 実践編』は2月21日(水)に開催予定です。
市民活動・NPOセンターLINE公式アカウントでお知らせしますので、ぜひお友だち登録をお願いします。