まちづくりのすゝめ⑤【企画実現編】〜やってみたい💡は形にできる⁉️ 企画づくりのすゝめ〜

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第5回「企画づくりのすゝめ」

1月27日(水)、メイトム宗像にてまちづくりのすゝめの第五弾として「企画づくり」について学ぶ講座を開催しました。

まずはチェックインから

まずは参加者の皆さんの雰囲気を和らげるために、チェックイン(今の気持ちの開示)。
チェックインでは、呼ばれたい名前、自身の企画力に点数をつけ、その理由について順番に話していきます。
この “チェックイン” 、講座や会議など、知らない人同士がはじめて一緒になる場や少し固い話し合いになりそうな時に取り入れると参加者の皆さんの緊張がほぐれてリラックスした状態で講座をスタートすることができるのでオススメです。

まちづくりのすゝめとは・・・

参加者の皆さんの緊張がほぐれたところで、NPOセンタースタッフ 貴島 が「まちづくりのすゝめとは?」について話します。
まちづくりのすゝめとは、まちづくりを行う際に大切なことを “すゝめ” として学ぼう!という企画です。
地域で活動する中で数々のお困りごと、【情報発信】【オンライン活用】【資金調達】【仲間集め】【企画実現】について講座やワークショップを通じて9月から開催し、今回が最後の講座となります。

岩永真一さんのお話し

まちづくりのすゝめについて皆さんと共有できたところで、「やってみたい💡は形にできる!? 企画づくりのすゝめ」の講師、福岡テンジン大学 学長 岩永真一さんの講話スタートです。

『まちづくりは、ソーシャルキャピタル*(社会関係資本)を高めることが最も重要。』と岩永さん。
ソーシャルキャピタルが豊かになれば市民活動への参加者が増え、また逆に、地域への関心が高まって社会参加者が増えればソーシャルキャピタルが豊かになる可能性がある、と言われています。
企画づくりは、市民が地域へ関心を持ち、参加するきっかけにもなります。

*ソーシャルキャピタルとは‥
人と人との関係性や繋がり結びつきが地域、組織、企業において重要な資源であることに着目し評価する考え方。

福岡テンジン大学 学長 岩永真一さん

企画づくりの3大悩み🌀

企画をつくろうとする時、多くの人が悩み、考える手が止まってしまうのが‥
これ👇・・・だれもが経験があるのでは?

  • ゴールがわからない
  • 行き先がわからない
  • そもそも‥ 。今、どこにいるのかわからない

企画のポイント💡

ポイント①_Why?からはじめる

「なぜ私はこれをやるのか?」「やると地域や社会の何が変わるのか?」

なぜそれを伝えたいのか?
思いつくもの全てをワークシートに書き出します。
「なぜ?」を深め、背景や目的を言語化することで人に伝えることができ、共感を生み、応援してもらえます。そして仲間が増えます。

ポイント②_Who(対象者)を具体的にする

その企画に来てほしいと思う対象者を具体的に、一人称までイメージして(一人暮らし?専業主婦?高校生?)設定すればするほど、その対象者に響くタイトルを付けたり、届けるべき人へ情報を伝えることができたり、広報の質も上がります。具体的な生活習慣のどのシーンに必要な企画なのか?を絞ります。

 『地域のみんな』  ▶︎対象が広すぎる。来てほしい人に届かない。
  ⬇︎ 
 『宗像市に住む30代主婦』 ▶︎具体的にすればするほど来てほしい人に届く。

ポイント③_常識の壁を突破しよう!

アイデアを➕ ➖ ✖️ ➗してみる!

尖ったアイデアを大切に、常識の壁を突破しよう。
尖ったところに “創造性” が生まれ、それが “らしさ” になります。

集客のテクニック

企画が完成し、次は広報活動を行いますが、思うように集客ができないということも大きな悩みです。

そのイベントのタイトルは、
・来てほしい人の心に届く言葉になっているか?
・見た人を「ドキッ!」「えっ!?」「それ私のこと?」「続きが気になる!」‥こんな気持ちにさせているか?

タイトルを変えるだけで集客は大きく改善されます。
普段、何気なく手に取るチラシや本の帯など、そこにはヒントが山積みです。キャッチコピーなど、日頃から意識してみるととても参考になります。
タイトル付けはものすごく大事です!

企画してみよう!

企画ポイントを参考に、『企画をやったことがない人でも企画できちゃうワークシート』に埋めてみます。
15分という短い時間の中で、手が止まってしまう参加者も。

「これは訓練。何度も回数を重ねるとスラスラ書けるようになってきます。」と岩永さん。
アイデアを言語化したあとは、可視化してみます。
自分視点で可視化した企画について、独りよがりにならないために他者目線からも見てもらうことが大切です。ただし、企画者へ送る言葉はポジティブな意見のみ。決して否定はしてはいけません。褒めてもらったりアドバイスをもらったりして、みんなでこの「企画」を磨きます。

最後にリフレクション!

今日の学びを忘れないため、今日の体験を明日以降使えるために、グループ内で1人30秒ずつ「体験の言語化」をして講座終了です。

企画は、誰かに伝えたい、行動を起こしたい、起こしてほしい、そのための手段です。誰に向けて何をして欲しくて伝えているメッセージなのか、普段の生活の中にもたくさんのメッセージがあふれています。
企画の3つのポイントを磨いてメッセージを伝えてみませんか?

🌸今回の講座に参加してくれた方の声はこちら


まちづくりのすゝめ講座情報

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